はじかみ大祭の由来
奈良時代に、加賀国で数ヶ月間降雨がなく、草木はことごとく枯れ、人にいたっても多くが渇死するという事態が起こりました。
国造(くにのみやつこ=現在でいうと知事にあたる)が雨乞いをするため、波自加彌神社に参拝し、身を清め断食して祈願すること37日目の満願日、神社近くより霊水がこんこんと湧き出たことにより人々は救われました。
人々はその神恩に報いるために供え物を求めましたが、長く続いた干ばつの為にめぼしいものがなく困っていたところ
たまたま干天下に自生する生姜があったので、これを献じて感謝の祭りを行いました。
またこの日が6月15日だったことから、毎年6月15日に奇祭「はじかみ大祭」が執り行なわれるようになりました。
この時の霊水は「黄金清水(こがねしょうず)」と呼ばれ、当社旧社殿地である四坊高坂町にあり、現在でも霊水が湧いています。はじかみ大祭終了後、参拝者に振舞われる生姜湯はこの霊水を使用して作られています。
令和6年はじかみ大祭
・場 所
波自加彌神社 金沢市花園八幡町ハ165番地
※当日はお守り・御朱印もこちらで対応します。10時~15時まで受付。
・日 時
令和6年6月15日(土)
午後1時半より 四條流包丁儀式奉納
午後2時 より はじかみ大祭斎行
・概 要
日本で唯一香辛料の神様をお祀りする当社にて行われる「はじかみ大祭」は全国でも比類のない珍しいお祭りです。
医薬健康の神様である、波自加彌大神の大前にてご参列の皆様の一年の無病息災を祈念いたします。
祭典終了後には御神前にてお清めされた特製「しょうが湯」の振る舞いがあります。
近年は、生姜等香辛料の生産者、香辛料の製品を扱う企業、料理人、飲食店の方々より香辛料にまつわる商品の奉納(生姜・菓子・カレー・飲料・美容品等)が多数あり、拝殿に所狭しと奉納品が並びます。
・催し物
調理研究 越路会、金沢柏綱社中による「四條流包丁儀式」が奉納されます。
調理研究 越路会により、しょうがの箱寿司が振舞われます。
・参加料
無料。どなたでもご参列いただけます。
※但し玉串料お納めの方には奉納されたしょうが製品をお下がりとしてお渡ししております。
・駐車場
当社は小高い山の上に鎮座しております。当日一般車両は山の上の神社まで直接上がれなくなっております。そのため付近に臨時駐車場を設けております。
地元有志の方々が交通整理を行っておりますので、指示に従っていただきご駐車ください。またお足元の悪い方は、臨時駐車場より小型バスによる往復輸送を行っておりますのでそちらをご利用ください。